Botania Movement

造形運動の生命力を
いまの私たちの体にも。
「生来の体」と出会う
瞑想的なムーブメント。

ボタニアムーブメントは、イメージングをつかった
静かで瞑想的なブレスとムーブメントによって
生命力に満ちた「生来の体」へ向かうことを目指しています。

受精後8週までの胎児の体には
「造形運動 morpho-genetic movement」とよばれる
力強い循環運動があらわれて、
私たちの生命活動の基礎をつくります。
けれどもそれ以降は失われてしまうといわれています。

本当にそうなのでしょうか。

地球には、私たちには感じることはできないけれど、
マントルの大きな循環が存在しています。
同じように体の奥深くには、
造形運動を生み出した生命力が眠っているはずだと思うのです。

その生命力を積極的に呼び覚まし使うことができれば、
私たちの体は「生来の体」に出会えるはずです。

造形運動を生み出した生命力を呼び覚ますために、
呼吸が生み出す「物理的循環」と
イメージが生み出す「潜在的循環」に
アプローチすることを提案しています。

1日に3万回も繰り返される呼吸は、
体のすみずみに物理的な
循環運動を起こすための生命の智恵です。

乳児たちが繰り返す健やかで力みのない呼吸を、
体にギフトされた呼吸だと捉え「ブレス」とよんでいます。
このブレスを再生させるためのメソッドが
「ボタニア10ブレス」です。

さらに造形運動を生み出した生命力を
積極的に呼び覚ますためのイメージングメソッドが
「ボタニアムーブメント」です。

体の潜在的な循環に呼びかけるための
イメージングを繰り返すことで、
徐々に体の物理的循環が復元していきます。

その度に「軽やかで動きやすい体」と
「より豊かな生命力」を感じることができます。

ボタニアムーブメントは
日常の中で生涯の健康を育む基本として、
皆様に役立てていただけることを願っています。

イメージングの定着を助けるための基本解説と、ブレスとムーブメントの実習で、日常生活に反映できるようにしていきます。
6つのテーマは、それぞれが連携して生来の体へ向かうよう組み立てられています。
1回のクラスは、テーマに合わせて「10ブレス」と「20ムーブメント」から3~4つを組み合わせて実習していきます。
関心のあるテーマや体の状態に合わせて、いつでもご参加いただけます。

【1】第1回 体の軸&奥行き
【2】第2回 首の動き&息の道
【3】第3回 背骨のアンジュレーション
【4】第4回 肩甲帯&骨盤帯
【5】第5回 腕の支え&脚の支え
【6】第6回 歩く&座る

日時:日曜日 10:00~13:00(3時間)
料金:5,000円(税込)/1回

※各回現金でお支払いください。

【 TOKYO 白金台クラス 】
【1】5月26日/【2】6月23日/【3】7月28日/【4】8月25日/【5】9月29日/【6】10月27日
〒108-0071 東京都港区白金台4-5-7 サンストン白金台301 → Google map【ピタゴラスの手】

【 OSAKA 梅田クラス 】
【1】5月12日/【2】6月9日/【3】7月7日/【4】8月4日/【5】9月8日/【6】10月6日
〒530-0057 大阪府大阪市北区曾根崎1-3-6 梅田レジデンスタワー1502 → Google map【Rolfing大阪】

Botania Movement

健康のための運動やパフォーマンスのためのトレーニングの多くは、筋力の向上によって健康維持やパフォーマンス向上をめざしています。ところが実際には、こうした筋力主体のアプローチを長期間繰り返すことが原因で、かえって体の部分的な運動機能を低下させてしまったり、ケガや日常生活の不具合に繋がることがあります。

努力の結果にそうしたマイナスの結果が起きてしまう原因はなんでしょうか。

全身のバランスをつくる機能は、私たちが誕生してから現在までの成長過程のなかで、心の動きや呼吸と結びつきながら形成されます。すべての経験が情報として感覚受容器官にインプットされ、小脳を中心とした無意識下のコントロールセンターに定着すると、筋膜・腱・靭帯だけでなく、私たちの体を構成している全ての膜構造が無意識的に機能します。これが一般的に「姿勢」とよばれています。姿勢は、個性や癖などによってつくられた固有のバランスで、個人の成長とともにその情報が固定化していきます。

ボタニアでは、この固定化してしまったバランス情報が姿勢の偏りや呼吸の制限を作ることで、筋肉の収縮運動を正しく行うために必要な全身のバランス機能が充分に働かず、日常生活やパフォーマンスの結果にマイナスの影響を与えてしまうのだと考えています。

こうしたメカニズムの中で、日常生活にもパフォーマンスにも、サステナビリティ(継続可能)な運動を行うためには、固定化したバランス情報を、より適切なバランス情報に置き換えていく「再学習」が必要です。

ボタニアムーブメントは「呼吸とイメージングを用いたムーブメント・メソッド」によって、全身に備わっているバランスのために働く感覚受容器官の感受性を再起させることで、より適切なバランス情報を無意識下にインプットし、バランス機能の再構成を進めます。さらに解剖学、生理学、心理学的な運動原理などに関する情報を得ることで、バランスへの客観的な感性が高められます。この感性が今まで気付けなかったより良い姿勢や呼吸の定着を促します。

ボタニアムーブメントによって得られるバランス機能の基礎力が、日常生活からパフォーマンスまで生涯活用できる「自分らしい姿勢」と「心地よい呼吸」を生み出します。